三沢社長が斬る 第53回

<信じられない9連敗・精神面の弱さが出る・残り18試合で意地を見せてくれ>

まず現状の不甲斐ない成績に対してファンの皆様、後援会員の皆様、球団を支えていただいているあらゆる皆様に深くお詫びいたします。

 

後期、4連勝と素晴らしいスタートを切り、誰もが後期に期待していただいたと思います。私自身も手応えを感じ始めた矢先、7月25日の新潟戦からおかしくなり現在9連敗中です。

まず25日の試合から振り返ってみると、対新潟戦8回の表に1点を取り4対4の同点にした、その8回の裏に、最近調子を取り戻し切れの良いボールを投げる鈴木投手を送り出したが(7回の2アウトからリリーフし三振を取る)3安打1四球で3点を取られ4対7で負けた、予想もしなかった展開である。鈴木は素晴らしいストレートを持っているのに、抑えたい一心で変化球から入りカウントを不利にして連打を食らっている。なぜ自分の一番良いボールを投げないのか、変化球に頼り、逃げのピッチングに入ったと思う、気持ちの面で負けている。ピッチャーをリードするキャッチャーにも責任はある。

試合終了後、監督、コーチに厳しく指導されている。

 

9連敗の試合を振り返ってみると、サヨナラ負けが2試合、8回まで同点、また勝っていた試合は3試合ある。投手の攻め方のミスと、もう一つ敗因に内野手のエラーがある。残念ながら信濃は、現在89個とリーグトップのエラーを記録している、この9連敗の中にも致命的な(タイムリー)エラーが何回か出ている。

大事なとき、特に勝っている試合、ランナーの居るときにエラーがでる。

選手に「もっとしっかりやれ、エラーするな」と怒りたい気持ちであるが、怒ればますます硬くなり萎縮してしまう。足が動かなくなり、腕が硬くなり、ファンブルか後ろにボールをやってしまう。試合展開によっては素晴らしいプレーをする選手がなぜ?、同じ選手とは思えないプレーをします。精神面の弱さが出た結果だと思います、特に大事な場面でミスが出でしまいます。良くプレッシャーに弱いと言いますがそれだけでは済まされません。

改善策はいろいろあると思います。

 

私も現役時代に経験したことですが、試合出場は代打が多く、晩年は大事なところで(ランナーが居る場面で)出されることが多く、非常にプレッシャーが掛かる場面です。結果が良いと次の日の新聞の見出しになることもありますし、駄目な場合はファンに罵倒されますし、次の打席があるかわかりません。

代打で出る選手は、1試合の中で1打席のチャンスしかありません、打てないと精神的ショックが大きく後を引きます。出始めの頃は、打てないと次の日まで悪いイメージを持ち越してしまい、次の打席でもよい結果は出せません、そんな打席が続くとスランプに陥りだんだん試合での出番は無くなります。

そんな繰り返しの中で最終的にたどり着いたところが、まず結果を考えないこと、ここで打たないとチームは負ける、と考えるとボールに集中できません。結果は打ったボールに聞いてくれと開き直り、また気持ちだけは相手投手に絶対負けないという思いで打席に向かい、思い切りボールを叩く、そんな気持で打席に入ると楽になり、結果が付いてくるようになりました。たとえ結果が悪くても、次の日に持ち越さず割り切った気持ちで次の打席を迎えることが出来る。

そんな気持ちになるためには裏づけが必要です、私の場合は練習の積み重ねがあるのみでした。これだけ練習したのだから打てる、仮に打てなかったら力がなかったと思いまた練習に励む、自分との戦いの中で精神的強さを養いました。

 

余談になってしまいましたが、選手は一生懸命練習をしています。佐野監督も指導者経験27年です、指導方法も解っています。私も中野のグランドに行きますが、試合で失敗した次の日は必ず反復練習で指導しています。最近は練習時間の大半が守備練習です、ボールを怖がる選手には、キャッチャーのマスク、プロテクター、レガースをつけさせて強い打球のノックをしています。

先ほど自分のことを書かせていただきましたが、野球選手の場合精神面の弱さを補うのは日々の練習と経験だと思います。毎日暑い中、一生懸命練習をしている選手を信じ、残り半分の18試合に期待したいと思います、必ず成果は出ます。

 

勝負の世界は勝たないと評価されません。

ファンの皆様には暑いなか球場に来ていただき、またビジターの試合にも来て応援していただき本当にありがとうございます。

そんな皆様のお気持ちは、選手は充分解っていると思います、また私の方からも伝えて有りますので、今後共温かいご声援宜しくお願い致します。

長野県民球団   三澤 今朝治

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